「孫子の兵法」という言葉をあなたは聞いたことがあるのではないでしょうか?
今から約2,500年前に、呉の孫武という将軍によって書かれたとされる【兵法書十三篇】です。
あの、ソフトバンクの孫正義氏やマイクロソフトのビル・ゲイツ氏も愛読書だそうです。
最高の戦略教科書 孫子 守屋淳 著を私は何度も読み返しています。
そんな、昔の書物がなぜ現代の人にも読まれているのか?
ここではざっくりと簡単に説明します。
なぜ現代でも読まれているのか?
孫武の生きた時代は春秋戦国時代真っただ中で、秦によって国が統一されるまで約550年続きます。
覇権をめぐって国が争っていた時代なので、失敗が許されません。
なぜなら失敗=国の滅亡だからです。
現代は人は失敗から学ぶことがありそこから成長したりします。
真逆ですね(*´∀`)/
しかし、昔から共通していることは人間関係です。
なんだかんだで、社会人として生きていくには結局は人間関係ですよね。
兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり、察せざるべからず
全編がこの一節から始まります。とても大事なことです。
孫武が生きた時代は負けたらそれでお終いです。 現代みたいにやり直しが効かない時代です。
群雄割拠の時代ですから「負けてもやり直しが効くとか甘ったれたことを言ってんじゃない」このように厳しい状況が前提だったのでしょう!
戦いに勝っても、ボロボロの状態であればそれは負けに等しいです。
再起不能です。
兵力を温存しての負けは、大した負けではないです。
あなたが、孤軍奮闘して仕事で成果を上げたとしてもボロボロであったなら、それはただ消耗して疲れ切ってしまいます。
それよりも、相手に勝ちを譲って次につながる仕事や人脈を築いて、気力体力を温存したほうが遥かに良いです。
基本的に孫子は戦いで勝つよりも、負けないことが大事だと言っています。
まず、戦わない事戦わなくてはならないのなら負けないこと。
勝ち目がないのなら戦わず逃げることが賢明です。
現代にも通用する
なぜ、現代にも通用するのかはいつの時代も人間関係と情報力が、大事なカギを握っているからです。
自分と相手の実力をよく知り、勝てるときだけ戦う。
むきになって、闇雲に戦くことだけはしてはいけないのです。
情報力は大事です。
ライバルとの力が互角であればその勝敗は情報力によって決まるでしょう!
人生のバイブルになる
私は「孫子の兵法」を人生のバイブルにしています。
事あるごとに読み返しています。
この書物を知ったきっかけは、私の好きな「三国志」です。
読んでいると「兵法」なる言葉がでてきます。
気になって読んでみたことが始まりでした。
この書物は、一生読み続けたほうが良いなと思いました。
しかし、言葉をぼかして良く分からなくしているところがあります。
それは後から説明します。
「孫子」の一節に、相手との兵力差に応じた戦い方を説明している部分があります。
五倍の兵力なら、攻撃する。
二倍の兵力なら、分断する。
互角の兵力なら、よく戦う。
劣勢の兵力なら、退却する。
勝算がなければ、戦わない。
最も知りたい互角の兵力のときは、よく戦いなさいと書いてあります。
良く分かりませんよね。
このようにぼかしてある部分があるのです。
孫武が、登用してもらうために呉王に拝謁したとき、孫武が考えた兵法書を献上したとされています。
そこで、すべてを事細かく書き記してしまえば「細かいところまですべて理解したから、君はいらないよ」と登用してもらえなくなるかもしれません。
だらか、大事なところはぼかしたとされています。
自分のすべてをさらけ出してはいけないのです。
そして、自分を小さくみせることが大切です。
日本社会では出る杭は打たれます。
出すぎるくらいにスキルを身に付けるか、十分な実力を身に付けるまではおとなしくして、虎視眈々と機が熟すまで待ちましょう。
まとめ
少しでも読んでみたくなったと思っていただければ幸いです。
ここでは、まだまだ紹介しきれないことがたくさんありますが簡単なことです。
とにかく準備が大切だ。
守りを固めろそして決して戦うな。
戦うなら一瞬だ。
時間をかけてはいけない。
そしてやるなら徹底的に。
基本は戦わずして勝つです。
私の人生のバイブルです(*^o^*)/